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ヨコハマ買出し紀行 [読書]

夜中に洗濯物を干し終わって、ふと本棚に目をやって、手にとって見たのが「ヨコハマ買出し紀行」

前に書いたっけな?このレビュー。
夜は思い込みと勢いだけで文章を書くから、きっと昼間に読み返したら、赤面してしまうようなことを書いてしまっているでしょう。

まあいいや。


ヨコハマ買い出し紀行 (14) (アフタヌーンKC (1176))

ヨコハマ買い出し紀行 (14) (アフタヌーンKC (1176))

  • 作者: 芦奈野 ひとし
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/05/23
  • メディア: コミック




・・・ワタシは若いころ、世界の終わりを見ることを楽しみに、生きていました。(痛い)

若いころのワタシの目には、この世界はどうしようもなく醜く、ボロボロで、明日にでもカクンと壊れてしまいそうに見えました。
どうせなら、壊れるところを見てやろう。そんな暗い気持ちが、いつも心の奥にありました。

でも、まだ、壊れてない。ははは。

この「ヨコハマ買出し紀行」で描かれるのは、人生の黄昏の時代。
人間が、ゆっくりといなくなっていく中で、ずっと生きていくロボットのお話です。

今では、ワタシの若いころに言いたいです。滅んでいくというのも、それほど悪くないのかもしれないよ、と。
そんな、やさしい気持ちにさせてくれるコミックスですこれは。

あ、今読み返したら、やっぱり痛い文章だ、あはははは、まあいいや。

ヨコハマ買出し紀行には、小説版も実はあるのです。
巻末の「峠」という漫画が、本編の何年か後という設定になっていて、それを読みたいがために購入したのですが。

はっきり言って、小説のほうはどうも・・・いや、話は悪くないんですが、文体がワタシに合いませんでした。
説明しすぎるし。
やっぱり、漫画を読んでいると、どうしてもその雰囲気みたいなものを期待してしまう。
もう少し文体を練って、透明感のある、穏やかな文体だと気に入ったのになあ。
でもまあ総じてGood Jobではあります。世界観をそれほど壊していない、という意味では。
逆に、忠実でありすぎたのかなあ?


小説 ヨコハマ買い出し紀行―見て、歩き、よろこぶ者 (KCノベルス)

小説 ヨコハマ買い出し紀行―見て、歩き、よろこぶ者 (KCノベルス)

  • 作者: 香月 照葉
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: コミック



江國香織の「間宮兄弟」は、昨日もう読んじゃいました。
ああ、もうちょっと持たせればよかった・・・。

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